豊富温泉遠すぎてワロタ - Day 1
4 月 5 日
豊富温泉までの旅路
いよいよ豊富温泉に向かう日が来た。
いつも通り 7:30 に起きて筋トレをした後、10:40 発の ANA571 に乗るため羽田空港に向かった。
ANA のオンライン チェックインを電車の中でイキってやってみたものの、これでいいのか分からない。 (チケットをイキって Apple Wallet 上に追加したやつ↓)

結果、無事通れた (無事通れたの舞)
稚内行きの搭乗口はサテライト (搭乗口の数の関係でバス乗って別の棟に行かなあかんやつ) から飛行機に乗り込み、飛行機で ANA の Wi-Fi サービスにつなぎ、YouTube 見れへんやーんってなって (ANA の Wi-Fi サービスは動画視聴不可) 、そのままよだれ垂らして寝ていたら無事稚内空港に到着。
なおチケットは往復合わせて 69,940 円だった。韓国行けてまえるやん、と思いつつ今回は湯治しに行きたいので悩まずに決済した気がする。
❗️ここで問題が一つ。
稚内空港から豊富温泉へのアクセスが絶望的なのである。後日書こうと思うが、事前に都会人御用達の Yahoo!路線案内で調べた情報では一般の公共交通機関を使うと接続が悪く、次の日の朝に着くことになる (は?)
次の日着を避けるためには、どうしても 13:05 南稚内発の特急サロベツというのに乗る必要がある。(飛行機は 12:30 着予定)
これを実現するにはタクシーに飛び乗り、南稚内駅に遅くとも 12:55 までに着く必要がある。
なぜ飛行機の席をこんなに後ろにしたのか、なぜ早く降りれるように予約の段階でできる限り前の方の席を取らなかったのか、と自分を呪いながら急ぎ気味に到着ゲートを通りこえ、空港のタクシー乗り場まで辿りついた。
「南稚内駅まで何分くらいですか?(息切れ)」って感じの僕の質問に、タクシーの運転手さん「だいたい 15 分くらいですかねぇ」というグーグルマップで事前に予習しておいた時間と全く同じ時間を述べてくるタクシーの運転手さんに向かって「キミにきめた!」と心の中で伝え、タクシーに乗り込んだ。
結果、無事にタクシーは 12:50 には南稚内駅に到着し、僕は無事に特急サロベツの乗車券と特急券が買えたのであった。
南稚内駅↓規模としては田舎にある大きめのローソン 2 個分くらい。

自動改札なんてものはなく、駅員さんが切符にはんこを押してくれるタイプの改札。

この列車が特急サロベツ。これに乗って豊富まで向かう。

なお、サロベツという名前は僕の目的地豊富を含む地域の名前のようだ。
サロベツは北海道の北部に位置する豊富町と幌延町にまたがる広大な自然が残る地域で、アイヌ語の「サル・オ・ペツ(葦原を流れる川)が語源の地名。 - サロベツ時間さんより引用
特急サロベツからの景色はこれまで見たことないタイプの自然だった。自然の写真を撮っている僕にはワクワクが止まらなかった。頭の中で「どうせすぐ見慣れるんやで」という声が聞こえたが無視する。


こんな素敵な景色を南稚内駅の近くのドラッグストアで買ったパンをむしゃりながら眺めていたらすぐ豊富駅に着いた。

豊富駅は切符は箱の中に回収するタイプで、もちろん無人駅かつ自動改札などない。

この駅から電車に乗る人にとっては文字通り「ご自由にご乗車下さい」だ。

豊富温泉への旅路はまだ終わらない。豊富温泉にたどり着くにはここ豊富駅から約 1 時間後に発車する沿岸バスに乗るか、豊富温泉までの 6.4 Km の道のりを歩くしかない (は?)
もちろんバスに乗りたいのでバスの出発時刻まで時間をつぶしたい。事前に予習していた豊富駅付近のスーパーに行ってみる。

この外観で、などというと非常に失礼だが品揃えはめちゃくちゃ良い。東京にあるマイバスケットというイオン系列のスーパーよりも大きく、いろんなものが売っていてよかった。
北海道サロベツ牛乳というのもあった。今日は買えないがそのうち是非入手したいと思っている。
これは沿岸バスの時刻表。これで大丈夫なのか、と問いたい程には便数が少ない。かつて僕が情報工学を学んだ島根県もこんなに少なくはなかったはず。

無事にバスに乗り込むことができ、こんな↓感じの景色を眺めていたら 10 分ほどで豊富温泉に到着した。


豊富温泉にて
豊富温泉。ここは北海道のほぼ最北の果てにある温泉。着いたのが平日の 15 時頃であるのが関係しているのかどうかは不明だが文字通り人っ子一人見当たらない。
見た感じお店らしいお店は何もなく、いくつかの宿泊施設が点在しているのみ。

地図上で見ても、宿泊施設と入浴施設しかない。冬にはスキー場もあるようだが、これも 3 月で終わってしまっている。
いい環境だと思った。湯治に集中できるし転職活動 (詳細は ABOUT にて! ) も捗りそうだ。最寄りのスーパーが 6.4 Km というちょっと不便な北海道の暮らしも体験できる。正直楽しみである。
湯治 1 日目
今日は ふれあいセンター (豊富温泉の湯治といえばここ!みたいな感じの立ち位置にある入浴施設) がお休みなので近くにあるニュー温泉閣ホテルのお風呂に入ってきた。
初めての豊富温泉のお湯。
見た目、におい、お湯の感じ、全てがこれまで経験してきたお湯とは違うものだった。
お湯は緑がかった白濁の見た目。炭でもなく灰でもなくいい土でもなく草でもなく、これらの中間のようなにおいがする。最初は癖が強くて長時間いるのはしんどいと思ったが意外と慣れるとそうでもない。
ただし、このニュー温泉閣ホテルのお湯の温度は 40 - 41 度に調整しているので、湯治目的で長くお湯に浸かっていたい人には不向きな気がする。しんどくなってしまう上に、高い温度のお湯で身体を温めすぎると痒くなる。
たまに半身浴してみたり、たまにシャワーで水を浴びてみたりしながら 45 分ほどの時間を過ごして初めての湯治を終えた。温泉の湯への期待しすぎは良くないが、それでも今後の身体の変化はじっくり観察していこうと思う。